「計画」なんて立てても、その通りにいかない
今ある自分は、過去からの積み重ねの結果です。
過去を振り返ることはできても過去を変えることは決してできません。
一方、将来のことは何一つ決まっているものはありません。
無限大の可能性を秘めているともいえます。
今後の行動次第で、良くも悪くも結果が出ていくものです。
何一つ決まっていないからこそ、何かを決めなければ行動ができないのです。
しかも、行動が鈍くなれば、当然、結果も少なく鈍くなります。
ところで、皆さまは海辺でスイカ割りをした経験はありますか?
目隠しをして、グルグル回されて、方向も距離も確認できない状態で、耳から入る情報だけでスイカまで到達し、キレイに割らなければなりません。
ゲームだから楽しいのですが、これが企業経営や人生だったらゾッとします。
「計画なんて立てても、その通りに行かないのだからムダな労力でしかない」。
このフレーズは星の数ほど耳にしました。
もちろん、予算通りにいかないかもしれませんが、決算や結果は変えられませんが、未来の可能性を探る脳=ポッシブル脳を駆使して、昨日より今日、今日より明日へと改善していくことで、今より豊かなお金と時間が手に入れることはできるのです。
少なくとも、「目を開けてスイカを目視し近づいて割る」という行動は速やかに行えます。
キレイに割れるかどうかは別ですが。
「将来」を豊かにする特に大切な項目
人が目的地に向かうとき、その「方向」と「距離」と「時間」そして自分に合った「ペース」を意識するものです。
山に登ろうと思ったら、浮き輪や水着を持っていきますか?
海で泳ごうと思ったら、登山靴を履いていきますか?
当たり前のことですが、目的によって「持参物」が違います。
目的地を設定することで、ムダな持ち物を省くことが可能となります。
また、同じ山の頂上を目指すにしても、その登山ルートも様々です。
険しいけど早い道、安全だけど時間のかかる道。
現在地と目的地を結ぶことで様々な手段が浮かび上がります。
さらに、頂上だけが山の良さではありません。
山の中腹の平らなところでフィールドアスレチックやアウトドアグッズで楽しむこともできますから、山頂までというレベルではなく中腹までというレベル設定も存在するのです。
個々人の価値観に基づいて、目的や目標を設定することが可能になります。
このように、目的(地)が決まると、現在地からの方向・距離・時間・速さが決めやすくなり、持参物(ツール)も変わってくるのです。
「企業や家計の計画」に置き換えると
経営の方向性が、品質重視なのか生産重視なのかで、購入されるお客様も、価格帯も、売り場も変わってきます。
ただやみくもに、「できるだけ生産し、できるだけ多くの人に、できるだけ安く提供したい」などと言っている経営では、会社が存在しなくなるのも時間の問題でしょう。
「高品質・高価格で、希少なものを、どうしてもその道具を使わなければいけない人に買ってもらいたい」となれば、生産戦略も販売戦略も容易に決まってくるでしょう。
家計においても、幸せになりたいという漠然とした方向ではなく、①家族の幸せとはどんな状態なのかを話し合い、②ライフ・イベントを年表にし、③将来の資金準備を計画的に備えていけば、ムダな金利を払うことや、夢や希望をあきらめることもなく、時間の余裕をもって準備することが可能です。
人生は長い。
方向・距離・時間をきめてペースを守るまるで「長距離走」のようなもの。
焦らず、力まず、されど怠らないことが大事。