「はじき」の法則
「学校で習ったことなんて、大人になって何の役にも立たない」。
これもよく聞くフレーズです。
小学校高学年の算数で「はじきの法則」というものを学びました。
「速さ×時間=距離」
速さは能力、時間は期間、距離は達成レベルと置き換えることができます。
A:「能力を高め、一生懸命頑張れば、必ずいいことがある」
B:「時間は限りあるもの。時間や期間を設定して、到達したいレベルを設定して、能力は自分以外の力も借りてやり遂げよう」
AとBは、一見すると同じことのようでも、ほんの少しの思考の違いで目標達成できるか否か決まります。
あきらめない人生を確定
距離を確定して速さや時間を調整するのか、速さを確定して距離と時間を調整するのか、時間を確定して速さと距離を確定するのか、いずれを確定するかで人生は大きく変わります。
距離は「達成レベル」と置き換えてみると、①目的や目標をあきらめる人生と ②あきらめない人生の二つの選択肢であらわすことができます。
まずはあきらめない人生を確定します。
速さは「力」と置き換えてみると、①収入を上げる力 ②支出を下げる力③財産(人・金・物)を殖やす力の3つの選択肢にあらわすことができます。
自らの力だけでなく、人の支援を借りることができれば達成の可能性は、さらに格段に上がります。
人生は引き算と割り算
時間は「期間」と置き換えてみると①足し算②引き算③掛け算④割り算の4つの選択肢であらわすことができます。
人生とは限られた時間なので、割り算と引き算を活用すると期限を延ばすことがなくなります。
つまり、目的や目標(ここでは金銭的なゆとり)を達成するには、収入を上げ、支出(ムダ)を省き、人金物を殖やすために、人生という時間を割り算や引き算で逆算することが望ましいということです。
人生100年時代と言われていますが、前半の20年程度は学生時代。社会人として働く年数は40年~50年程度。その後は引退生活。つまり、人生の半分以上は「働いていない」のです。
時間を有効に使うことは、人生で最も大切なことかもしれません。
日々忙しいと嘆いている人が「バタバタ貧乏」と自分で自分を揶揄するのも頷けます。
いつまでに(期間)、何を(目的)、どの程度(レベル)、
達成したいかを決めることで行動(能力)は導かれる。