すべての金融商品は「お金×時間×利回り」で構成されている
金融商品の評価は「お金×時間×利回り」で表すことができます。
例えばローンの場合、3000万円のマンションを35年ローン、2%の固定金利。
例えば生命保険の場合、2000万円の死亡保障を20年間、予定利率3%。
もちろん貯蓄や運用も、100万円の定期預金を5年間0.02%という具合に。
お金に強いということは、決してお金の亡者ではなく、お金の賢者ですから、お金だけを計算するような生活ではなく、「時間と利回り」を効果的にお金に反映させる力を備えているということです。
そういえば、「私はお金のプロです」と言うと、「お金しか信じてない亡者」のような風評を受けることも多々ありました(笑) もちろん、そんな方々とはお付き合いしておりませんが。
「リスク」を抑えて「リターン」を得る
元々、リスクとはポジティブな挑戦に付随しているものです。
リスクの語源は「岸壁の間を船で行く」だと言われています。
あえて岸壁の間を通過するというリスクを負ってでも、辿り着きたい場所があるとの意味です。
つまり「目的達成のための勇気ある行動」という意味になり、端的にいうと「冒険」です。
冒険を冒してまで得たいもの、それがリターンとなります。
リターンとリスクの関係についてより理解を深めていただくために、みなさんが友人にお金の借り入れを申し込まれたと仮定しましょう。
おそらく、保有している財産すべてを友人に貸し出すことはできないでしょうし、できるだけ早く返してほしいと願うでしょう。また、友人ですから、きっと信用があるので、金利をくださいとは言えないかもしれません。
本能的に、お金は少なく、信用がある人に、できるだけ早い回収を願うのです。
その逆にリターンを得ようとすると元金は多く、利回りは高く、年数が長いほうがいいのです。
それでは、できるだけ安全にリターンを得ようと思えばどのようにすればよいのか。
①元金は多ければ小口に分けて、
②期間は長いのですが定期的チェックを怠らず、
③利回りは高いのですが健全な貸出先を選択する。
こうすることで、価値の増大を計る運用はリスクを抑え、リターンを獲得することができるのです。
リターン = お金 × 利回り × 時間
リスクを抑えてリターンを最大限得るには、
小口・分散 × 調査・高い × 長期・定期的検証。